ウブロ： ビッグ・バン MP-11、ビッグ・バン サファイア トゥールビヨン ＋ 現地からの実機画像
ウブロを象徴する素材であり、高い耐久性を持つサファイアを纏った、エンジンにヒントを得た新しいムーブメントが誕生します。約14日間のパワリザーブを実現する7つの連結した香箱を装備するパワフルな機構の直列シリンダーは、透明な凸状のサファイアケースからお楽しみいただけます。
ダイヤモンドに次いで硬く耐久性の高い材質であるサファイアの大きな規模での加工技術を誇るウブロは、この透明なケースをさらなる高みへと導きます。サファイアケースは、ムーブメントのシリンダーの輪郭をなぞるようにカーブを描き、新しい独自の機構やその素晴らしい性能は、透明なケースを通して制約なく見ることができます。
「ウブロが研究開発に投資するのは、ムーブメントや我々が使う革新的かつ複雑な素材の両方のためです。後者には、特殊な製造・加工工程が要求されます。時には他の産業から最先端技術を導入し、それを自らの専門技術に取り入れます。この機械式時計製造の再発明と困難な素材の融合を具現化したのが、新しいビッグ・バン MP-11です。」 リカルド・グアダルーペ（ウブロCEO）
はすば歯車
透明のサファイアからカットされた新しいビッグ・バン MP-11は、7つの連結する香箱と直列するパワーリザーブ表示を美しく見せます。水平軸に置いた多重円筒式構造は、なんと約2週間のパワーリザーブを保証します。 まさに神技です。デザイン担当者への新たな課題として、垂直の歯車列で時・分の表示を駆動します。腕時計製造では滅多に使われない伝送システム、すなわち90°のはすばウォーム歯車（helical worm gear）によって、香箱の力が垂直平面に傾きます。また、このキャリバーの革新的なもう一つの特徴として、てん輪が文字盤側に転置され、はすば歯車と対称をなします。4 Hzで振動し、新しいインデックス・アセンブリ・システムは特許を取得しています。
凸状サファイアの美しさ
同様に印象的なのが、シリンダーをドーム形に覆うサファイアケースであり、これらによってパワーリザーブ表示が拡大されます。加工がしにくい極めて硬い素材であることを考慮すると、これは、真の工学的偉業です。また、あらゆる面において透明である45 mmのケースからは、エンジンにヒントを得たルテニウム加工のオープンワーク構造を見ることができます。機械的なデザインを強調するリューズ、ライン入りのホワイトラバーストラップは、ウォーム歯車のらせん構造を反映しています。抜群のパワーリザーブを誇るこの新しい自社開発・製造ムーブメントは、大きな溝の入ったリューズ、またはカーレースの世界にインスパイアされた電動のへクスローブ針（トルクス・スタイラス）を使って手動で巻くことができます。
新世代のカーボン
200本限定の新しいビッグ・バン MP-11の完全な透明さと対照的な、最も濃いブラックの3Dカーボンのモデルも誕生します。スモーク加工された側面を持つこのモデルでは、ブラックPVD加工が施された機構をポリマーマトリクスの複合ケースの中に見ることができます。類のない軽さと耐久性に加え、繊維樹脂の立体的な構造によって、ユニークなファセットとそのリフレクションがケースとベゼル全体で踊っているように見えます。このモデルは、ストラップを含めてもわずか90グラムという軽さを実現し、米軍により権利が守られているこのハイテク素材は、もちろんウブロから、時計製造業界にデビューします。！
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